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四万温泉 四万やまぐち館「谷の茶屋」 ~グルメと湯の旅2014~ 【前編】

群馬県吾妻郡中之条町 四万温泉 四万やまぐち館



~お知らせ~
この記事の料理を担当されていた
青木聖人料理長は
2015年11月現在
すでにやまぐち館を退職され、
現在は別の料理長が料理を担当されているとのことです。
よって、この記事の料理内容と現在の料理内容は
若干異なるおそれがあります。
あらかじめご了承ください。




どこか温泉旅行にでも行きたいなぁ
と常々思う。

だが、なかなか休みの都合がつかない。

煩悶とする中、春は行き、夏は過ぎ、
ああもう全て投げ出して長旅にでも出るかな、
そう思い始める頃、
天から降ってくるようにして
念願の休暇が許される。

チャンスは今だ。
行くなら今しかない。

さて、どこに行くか。

などと旅先について迷っているふうを
装ってはみるものの、
実のところ、内心はすでに決まっている。

やっぱ今年も、「やまぐち館」に行こう。






2014年9月某日。

群馬県 四万温泉

「四万やまぐち館」。

もう3回めなので、
いきなり客室シーンから。

勝手知ったる宿、
この安心感。

リピーターにのみ許される境地なのかもしれません。

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まずは一息。

この後、最大のお楽しみがあるので、
お菓子は我慢します。

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部屋の窓からは
清らかな四万川の流れ。

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温泉旅行の基本メニュー、
「とりあえずひとっ風呂」を済ませれば、
お楽しみの夕食です。









午後5時30分。
エグゼクティブダイニング「谷の茶屋」。

通常の宿泊プランよりもちょっと値は張りますが、
このグルメプランは外せません。

どんな旅行でも
旅の満足感を揺るぎないものにしてくれるのは
「美味しい食事」。

しかし「美味しい食事」と「いい温泉宿」は
なかなか両立し難い命題であるのもまた事実。

いい温泉なんだけど、料理がちょっと・・・
そういう思いに幾度駆られたことか。

その難題に毎回きっちり応えてくれるのが
この「谷の茶屋」プランなのです。




説明はさておき、谷の茶屋に到着。

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各テーブルは半個室に仕切らており、
ゆっくり落ち着いて料理を堪能できます。

あと、私としては周りを気にせず撮影できるのも嬉しかったり。


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今日はどんな料理が登場するのか。
期待が高まります。





~ 食前酒 「レモン酒」 ~
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~ 先付 「銀光低温焼き」 ~
トマトコンソメゼリー、生雲丹、フルーツトマト、ブロッコリー、長芋、パプリカ、クレソン
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ギンヒカリは群馬県の水産試験場が品種改良したニジマスとのこと。
その身は鮭のように紅く、脂がのっています。
低温調理されたギンビカリは匙の重みでホロリと崩れます。





~ 日本酒 「大盃」 ~
群馬県高崎市 牧野酒造
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過去2回の経験上、
迷うことなく冷酒を選択。

ビールもいいですけど、
ワインもいいいですけど、
ここは日本酒です。

端麗辛口で、どんな料理も引き立てます。




~ 吸物 「土瓶蒸し」 ~
酢橘、松茸、鱧、銀杏、三つ葉
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具材は言わずもがな、
それにつけても出汁が旨いです。

もうこのままずっと啜っていたい。





~ 造里 ~
ハタ、生鮪、あしらい一式
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ハタ。
初めて食べましたが、
緻密な白身が大変美味でした。。

そしてこの絶妙な量は健在。





~ 煮物 「冬瓜みぞれ」 ~
生姜、海老、茄子、蕪、石川芋、水菜
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出汁をたっぷりと吸った冬瓜が幸せの味。

葛粉で包まれたエビとのコントラストも素晴らしい。






~ 焼物 「上州和牛サーロインステーキ」 ~
にんにく醤油、塩胡椒、辛味噌、赤青万願寺、じゃがいも、アスパラ、ヤングコーン
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この「上州和牛」は毎回必ずラインナップされるメニューなのですが、
いつも少しずつアレンジされていて
何回食べても飽きません。

肉は素焼きで、辛味噌、岩塩、にんにく醤油で
味の変化を楽しみます。

ちなみに、辛味噌は肉の調味料のみにあらず。

残った辛味噌を箸でつつきながら
冷酒をくいっと・・・
当然、日本酒おかわりとなるわけです。







~ 揚物 「きのこの天麩羅」 ~
岩塩、舞茸、大黒しめじ、椎茸、隠元
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今年は秋らしく
きのこの天麩羅が登場。

驚きは「大黒しめじ」。
よく行く食料品店の店頭で見かけてはいたのですが、
食べるのはこれが初めて。

一口食べると、なんともいえない旨味がいっぱいに広がります。
そう、これはタカラバイオが栽培に成功した正真正銘のホンシメジ
今まではヒラタケやブナシメジなどがシメジを自称していましたが、
いよいよご本人が登場する時代の到来です。

味は、山で採れる天然物にかなり近いと感じました。

「ホンシメジや松茸の栽培はほぼ無理」と長らく言われてきましたが、
日本人の食に対する探究心は凄いですね。





~ 食事 「枝豆御飯」 ~
~ 留椀 「赤出汁」 ~
粉山椒、なめこ、豆腐、晒し葱
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飲んだあとの赤出汁というのは格別です。
枝豆御飯は枝豆の緑色がダシで炊かれた御飯によく映えます。
そこにおこげが香ばしさを添えます。





~ 香物 「五種盛り」 ~
茄子、胡瓜、大根、人参、白菜
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舟型の器に
カッチリと盛りつけられた香物。
野菜の持ち味を損なわない、程よい浸かり具合。
いい糠床だなぁと感じます。

特筆すべきは
鏡のような切口。

良い包丁を、しっかり研いで使っていることが明白なのです。





美味しい食事はあっという間。
(※実時間は2時間ほど経過)




本日のしんがり、デザートの登場です。





~ デザート 「バニラアイス」 ~
巨峰、ミント、桃のコンポート、マンゴーソース
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ここでデザートと一緒に、
温かいおしぼりとほうじ茶が供されます。

こういう心遣いがホント嬉しい。

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桃のコンポートにバニラアイス、
そこにマンゴーソースの爽やかな酸味が華を添えます。

注目はこの巨峰。
皮の色を残しつつ、綺麗に一皮くるりと剥いてあります。

どうしたらこんなに綺麗に剥けるのだ!?
謎の技術に感動しつつ、完食です。

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今回も、素晴らしい夕食でした。


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満ち足りた気持ちで
谷の茶屋を後にします。



~ 【後編】に続く ~



 

by TamaWakaba | 2014-12-10 18:51 | 外食日記 | Trackback
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