2017年 01月 06日

冬の大波濤  ※(写真部門)

新潟県上越市


ずっと見てみたかったもの。

それは、冬の荒れ狂う海。

急速に低気圧が発達したこの日、

特別なものが見られるような気がして
日本海沿岸へと車を走らせた。

するとそこには、

今まで見たことのない海が広がっていた。
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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III




轟々と逆巻く波。
次から次へと押し寄せる。
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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM





水平線の彼方まで
大波で埋め尽くされている。
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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM





耳元で風がぎゅるぎゅると唸る。
波の轟きは幾重にも重なって
地を揺るがすような響きに包まれる。

白く砕けた波の谷間を
カモメたちが木の葉のように
激しい風に引きずられながら飛んでいく。
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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





砂浜に打ち寄せられた「波の花」。
時折、風にちぎれて舞い上がる。
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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM





黒い海の向こうに
火力発電所が見えた。
そこだけ太陽に照らされて、
幻のように映る。
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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM





突然、厚い雲が切れて、
陽の光が差してきたと思えば
いきなり大粒の雨が
叩きつけてくる。

なんなんだこの天気は。
これが冬の日本海なのか。
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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM





海岸線を眼で辿っていくと
遥か彼方に、
波に抗う防波堤が見えた。

巨大な波柱が上がっている。
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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM




近くまで行ってみる。

防波堤が、
大波と闘っていた。
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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





防波堤は確かにそこに止まってはいるが、
次々と向かってくる大波のせいで
まるで荒海に乗り出していく戦艦のようだ。
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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





波は防波堤に激突して
波柱になって吹き上がり、
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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III





強い海風に引きちぎられて
白い霧に変わる。
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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III





崩れた波柱は
防波堤の上から激しい滝となって
海へと流れ下る。
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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III





たまに、とんでもない大波が
やってくることがある。

防波堤で行く手を阻まれた大波は
その運動エネルギーを
空に向かって解放する。
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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III





どかーんという爆発音とともに
4、5階建のビルくらいありそうな
巨大な波柱が吹き上がる。
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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III





空に聳え立った波柱は
砕けながら
白い怪物になって
空から防波堤に襲いかかる。
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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III


その凄まじいパワーに
足がすくむ。

恐ろしいとしか
表現のしようがない。



防波堤の内側。
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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





この日、どうして防波堤が必要なのかを
初めて理解した。
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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





防波堤の向こうから
せり上がる日本海色のカーテン。
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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





波の砕けた飛沫が
塊になって港の中を駆け抜ける。
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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





堤防から200メートルは離れているのに、
次々と全身に冷たい海水を浴びせかけられる。

服も機材も、海水まみれになった。
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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





誰もいない漁港に
風と波の音だけが
こだまする。
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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





鈍色の空が
どこまでも続く。
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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





風力発電のプロペラが
信じられないような速さで回っている。
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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





沖合いに
暗い虹が出ていた。

世界にまだ色があったことを
思い出させてくれる。
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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





荒涼とした景色の中に
一人立っていると
自分の心の所在がおぼつかなくなってくる。
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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III


荒れ狂う冬の日本海は
恐ろしい。

だが、
どこか美しい。







念願だった冬の荒海を
見に行ってきました。

とにかく恐ろしかったです。

地元の人に言わせれば、
こんなの荒れてるうちに入らないのかもしれませんが、
山国で生まれ育った私を畏怖させるには
充分すぎるほどの荒波でした。

とはいえ、、
海水まみれになった機材の掃除が
一番恐ろしかったというのが
本当のところです。



★ 第一回プラチナブロガーコンテスト ★





by TamaWakaba | 2017-01-06 13:17 | EOS5D Mark III | Trackback | Comments(0)
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