2017年 01月 25日

冬を生きるニホンザル  ※(写真部門)

長野県大町市 平


厳しい冬が
やってきた。


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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM



彼らは
懸命に

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



生きている。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



命を繋いでいくため
彼らは手を伸ばす

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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III



そして、

食べる。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



時折、一陣の風が吹き
凍てつく雪が叩きつける。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



冬の山に
食べられるものは少ない。

柔らかそうな蔓でさえ
芯は固くて歯が立たない。
薄い表皮だけを
こそげて食べる。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



食べたとて
得られる栄養はごくわずか。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



だから、
食べ続けねばならない。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



食べねば
いとも簡単に
命が失われる世界だ。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



食べられそうなものは
なんでも口に入れる。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



冷たい雪を掘り起こして
笹の葉を探す。

かつては一面に生い茂っていた笹。
見向きもしなかった。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM


けれど、
いまやその笹にすら
命を託すしかない。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



雪は降り積もる。

山の中にも、
自分の上にも。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



雪をしのげる
屋根はない。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



ときには体を寄せ合って
ひたすら耐える。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



体を小さく丸めて
ひたすら耐える。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



ひたすら耐えながら
春を待つ。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



子を持つ母にも

冬は来る。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



自分の命を繋ぎながら
まだ幼い命を
守らねばならない。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



寒さに震える我が子を
なだめるように

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



胸に
抱き寄せる。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



親元を離れた子ザルは
もう母のぬくもりを
頼ることはできない。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



まだ小さな彼らにも
冬は冷酷に平等に
訪れる。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



だから、
慣れぬ手つきで
食べ物を探す。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



初めて味わう
得体の知れない寒さに震えながら

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



とにかく懸命に
生きていくしかない。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



全身を覆う冬毛は
唯一の頼みの綱だ。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



保温のため
毛を逆立てて
全身を厚手のコートに仕上げる。

できることと言ったら
そのくらいだ。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



いつまでも枝の上にはいられない。

時には
雪中行軍を余儀なくされる。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM




雪の冷たさが
手のひらに刺さる。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



でも、
進んでいくしかない。

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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III



生きていくしかない。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



山の春は

まだずっと遠くにある。



★ 第一回プラチナブロガーコンテスト ★



by TamaWakaba | 2017-01-25 18:29 | EOS5D Mark III | Trackback | Comments(4)
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Commented at 2017-01-25 22:18
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by TamaWakaba at 2017-01-25 23:04
鍵コメさん
ありがとうございます。
種族は違えど、母は母らしく、子供に愛情を注ぐのだなぁと
いつも感心します。
子ザル達にとって冬というのは相当に過酷で、
春までに命を落としてしまうことも多いといいます。
特に、この冬は豪雪なのでいつもより状況は厳しそうです。
母親もそういう環境の中で育ってきたので、自分の子供をなんとか守ろうと強く思っている気がします。
母ザルは、みんなそういう顔をしているように見えました。
Commented by Masao Kano at 2017-01-28 00:17 x
干支という訳ではありませんが、
前作に見た氷の美しさに鳥肌が立ち、
猿の毛並みの描写に鳥肌が立ち、
猿の瞳の描写でゴーヨンの切れ味に鳥肌が立ち、
子を守る母猿に目頭が熱くなりました。
春まで頑張って生き抜いて欲しいですね。
Commented by TamaWakaba at 2017-01-29 13:33
Masao Kanoさん
ありがとうございます。
機材の重要性を一番感じるのはやはり動物を撮る時です。
いくら人慣れしている猿でも、
「これ以上は危険」という絶対的なボーダーラインがあり、
それ以上近づくと、威嚇されたり逃げられたりしてしまいます。
そういう制約の中で自分が撮りたいものを撮るには、
機材に頼るしかありませんね。
身銭を切るのは痛いのですが、それ以上に撮れないものが撮れるというメリットは大きいのかもしれません。
ただ、人生設計は傾きます(笑)。

地元では畑を荒らしたりするので
嫌われ者の彼らですが
心のどこかで、「がんばれよ」とエールを送りたくなってしまいます。
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