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カテゴリ:ニホンカモシカ( 7 )

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再会、ニホンカモシカ

長野県大町市 平

馴染みのカモシカに
約1年ぶりの再会。

かなり齢を重ねた個体なので
毎回、もう会えないかなと不安になるのだけれど、
今年も元気な姿を見せてくれた。

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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III

その見事な体躯や
美しい容貌は相変わらずだ。

しかし、今回
これまでとは決定的に違うことがある。

それは・・・

a0155104_21290469.jpg
EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III


なんと、2頭になっていたのである。

a0155104_21285979.jpg
EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III

二頭の体格差が大きく、
かつ、顔つきも似ているので
親子かなとも思った。

しかし、馴染みのカモシカの方は
角輪(かくりん=角の溝)から、どう見てもオスである。

オスが子供を引き連れているのはおかしい。

そして、カモシカの発情期は、だいたい今時分というから、
この2頭が恋仲であるという結論で間違いないと思う。

なにはともあれ、めでたいことである。

彼は、カメラを持った私に気づくと
すっと立ち上がり、警戒する素振りを見せる。

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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III

彼女。

角はまだ短く、
2,3歳と若い個体だ。

あまり動じる様子がない。

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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III

カモシカは他の動物と違って、
すぐに逃げ出したりせず
まずは相手をじっと見る。

ニホンジカのような怯えた目つきではなく
相手を見据えるというか、
こちらの心の中を読んでいるような、
そういう視線を送ってくる。

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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III

だが、やがて
さして面白くもない人間に見飽きたのか、
危害はないことを理解したのか、

彼はまたその場に腹ばいになって
リラックスし始めた。

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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III

秋色の落ち葉が積もる
高台の二人。

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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III

なんとも幸せそうだ。

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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III

やがて、彼のほうが
「もう行こうよ」
という感じで立ち上がって
木立の奥に向かって歩き始める。

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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III

秋の森をゆく。

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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III

時折、こちらを気に留める。

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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III

そして、
彼女も彼の後に寄り添う。

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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III

相思相愛なのだなぁ、と思う。

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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III

枯れ葉の合間に見え隠れする
緑の葉っぱを喰みながら
森の中をゆっくりと移動していく。

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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III

彼女も彼に負けず
とても美人なカモシカだ。

おそらく
これから生まれてくる子供も
美しくなることは間違いない。

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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III

彼女がこちらを振り返っている間に
先に行ってしまった彼を
慌てて追いかけて
彼女は森の奥に去った。

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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III


彼らの幸せを
願ってやまない。





【関連記事】

2015年12月↓

2015年1月↓

2014年1月↓

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by TamaWakaba | 2016-12-06 01:07 | ニホンカモシカ | Trackback | Comments(0)
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ニホンカモシカ ~冬来たる~ 撮り納め2015

長野県大町市 平


彼にまた会えた。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III

夏から秋にかけて、
彼の縄張りを何度も訪ねた。
しかし、どこを探しても会えなかった。

その角輪(かくりん)から
もう若くない個体だということは分かっている。
もしかすると
命を落としたのかもしれない。

そう思い始めていた。

だが、生きていた。

その端正な風貌も健在だ。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III

ニホンカモシカの顔は
地域差や個体差が大きく、
顔のバリエーションは豊かだが、
一般的に言って、美しいと言えるような顔の個体は少ない。
【参考】Google画像検索「ニホンカモシカ 顔」
だが、この個体は初めて会った時から
ハッとさせられるような姿をしていた。

いままで私が会ったニホンカモシカの中で
彼は最も美しい。

それだけは自信を持って言える。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III

ちょっとアホっぽいニホンジカとは違って、
人間を見ても、すぐに慌てて逃げ出したりはしない。

四本の脚で地面をしっかりと踏みしめて、
射抜くように、まっすぐこちらに視線を合わせてくる。

物怖じしない堂々たるその態度は、
深山の主であるかのようだ。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III


毛並みも体格も
前に見た時と変わらない。
心なしか、少しばかり貫禄が増したような気もする。

本当に元気でよかった。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III


人間とのにらめっこに飽きたのか、
やがて彼はゆっくりと踵を返したかと思ったら、
林の奥に向かって
足早に歩を進め始める。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III

探して探して、やっと会えたというのに
もう行ってしまうのか。

矢も盾もたまらず、
後を追う。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III

薄く雪が積もった雑木林の中に
規則正しい足跡が点々と続く。

その足跡を目で追った先、
30メートルくらい向こうの木立の中に
彼の姿があった。

「ついてくるなよ」と迷惑がっているようにも見えたが、
かといってそのまま先に逃げていってしまうわけでもなく、
そこに立って私の進退を伺っている。

私は彼との間合いを詰めるべく、
斜面をさらに登っていくことにした。
冬の雑木林は閑散としていて見通しが利く。
積雪深3センチほどの比較的ゆるやかな斜面は、
歩くのにも問題はなさそうだ。

遠くに見える彼に向かって
一直線に距離を詰めていこうと歩き始める。
数歩歩かないうちに、雪に足を取られて転びそうになる。
そこで、ルートを変えようと横に踏み出す。
その途端に、宙を這う細い枝に顔を叩かれる。

彼の姿はそこに見えているのに、
一向に前に進むことができない。
この斜面を登っていくのは、
意外にも難しそうだった。

私は一直線に登るのを諦めて、
彼の足跡を辿っていくことにした。
足跡はゆるやかな曲線を描いて
斜面の上へと続いている。
遠回りだが仕方がない。

彼の足跡をなぞり歩き始めてすぐ、
あることに気づいた。

何の苦もなく登っていける。

滑ったり枝に引っかかったりしていた先程とは打って変わって
実にスムーズに距離と高度を稼いでいけるのだ。

そうか、これが「獣道」なのだ。

これからもっと山は雪深くなる。
極寒と食糧が乏しい状況の中で、
無駄な動きをすれば、命を落としかねない。
獣道は、彼等が命を繋いでいくため必然的に身につけた知恵なのだろう。

冬の山の中で、図らずも彼に山登りを教わったのだった。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM


降りしきる雪の中を
黙々と進む。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM


時折、目についた蔓草を口にする。
細い蔓でも、芯は硬くて食べられない。
時間をかけて表皮をこそげても、
胃袋に収まるのは僅かな量だ。

次の春まで、こういう過酷な毎日が続く。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM


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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III



彼らは孤独を愛する。

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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III


数十ヘクタールという広大な縄張りの中で
ひとり暮らしていく。

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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III


日に日に雪に覆われていく
この荒涼とした景色は
彼の眼にはどう映るのだろうか。

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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III


冬を生きていくことは
我々が思うよりもずっと
過酷であるにちがいない。

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EOS5D Mark III + EF16-35mm F2.8L II USM


生死の定めは
自然のみが知るとことなのかもしれないが、
それでも彼には
生き抜いて欲しい。

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EOS5D Mark III + EF16-35mm F2.8L II USM


そしてまた、その美しい姿を
見せて欲しい。


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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM


また会えることを
楽しみにしている。





おそらくこれが今年の撮り納めです。
(投稿はまだするかもしれませんが)
どうやって一年の撮影を締めくくろうかと悩んでいたところ、
それを見かねた写真の神様が降りてきてくれました。

誰もいない山中でカモシカと無言で向き合うのは
いつでも感動的です。
言葉ではない何かを感じます。
by TamaWakaba | 2015-12-29 16:05 | ニホンカモシカ | Trackback | Comments(6)
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つがいのニホンカモシカ

長野県大町市平


森の道でカモシカに出会った。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III


まだ若い、小柄なカモシカだ。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III




角の角輪(かくりん)から見るに
5~6歳のメスだろうか。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III




そのメスのかたわらには
大きなもう1頭のカモシカ。


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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III



長い角に角輪が幾重にも刻まれ、
度重なる角研ぎで前面は平らになっている。

ゆうに10年以上は生きている
オスのカモシカだ。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III


二頭は
親子ではなく
つがいだ。

秋は彼らにとって恋の季節。

普段は孤独に暮らす彼らも
秋風が谷を吹き抜けるこの短い期間だけ
二頭が躯を並べて歩く。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III



やがて母になる彼女の眼差しは
覚悟に満ちている。


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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III



長老と呼ばれるほどに
齢を重ねた彼の表情は
強き者の威厳に満ちている。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III


そして二頭は
濃い緑の中に去っていった。





つがいのニホンカモシカに初めて会いました。
親子のカモシカとは違った、
まさに「恋人同士」という距離感で
緑の中を歩いていました。

カモシカは不思議な動物で、
彼らにとっての危険エリアまで近づかない限りは
その場から逃げもせず
こちらの眼を真正面から見据えたまま身じろぎしません。

約十数メートルという至近距離で彼らとガッチリ視線が合う時、
その視線から野生動物の強さと威厳が迫ってきて
動物的な緊張感を味わいます。

カモシカは広大な縄張りの中を移動しているので、
なかなか会うことができません。

しかし、カモシカと会う時というのは
なんと表現したらいいのかわかりませんが、
「変な胸のざわめき」としか言いようのない
感覚に襲われます。

この日も
カモシカを撮れたらいいな、と思い
山の中をしばらくうろついたのですが
なかなか彼らには出会えず、ついに
帰るか、ということになりました。

しかし、帰ろうとする意識とは裏腹に
胸のざわめきは
「いるぞ、いるぞ」
と繰り返します。

その時、
目の前の道を横切ったのが
このメスのカモシカなのでした。

なんともオカルティックな話ですが、
野生動物を撮っていると
そういう不思議なこともたまにあったりします。
by TamaWakaba | 2015-09-14 22:35 | ニホンカモシカ | Trackback | Comments(4)
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ニホンカモシカ ~撮り初め2015年~

長野県大町市


2015年1月1日。

近年ではまれに見る大雪の北アルプス山麓。

昨年、美人のニホンカモシカに会った場所。

今年も、また会えた。


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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM +EXTENDER EF2×III


この整った顔立ち。

去年と同じ個体に違いない。

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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM +EXTENDER EF2×III


この1年を、健気に生き抜いた。


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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM +EXTENDER EF2×III


累々と積もる雪に
1歩ごとに足を取られる。


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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM +EXTENDER EF2×III


だが、ゆっくりと着実に歩みを進める。


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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM +EXTENDER EF2×III


時折、振り返る。


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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM +EXTENDER EF2×III


極上の冬毛が身体を包む。


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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM +EXTENDER EF2×III



冬山も敵ではない。



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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM +EXTENDER EF2×III


登っていった先には
小さな雪の窪地。


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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM +EXTENDER EF2×III


窪地からは足跡が
四方に伸びている。


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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM +EXTENDER EF2×III


横たわるとそれは
自分の身体
ひとつぶんの窪地。



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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM +EXTENDER EF2×III


雪のねぐらだ。


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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM +EXTENDER EF2×III


春はまだ遠いけれど、
どうか元気でいて欲しい。






告知

第29回 国宝松本城氷彫フェスティバル
全国氷彫コンクール
製作:1月11日午後6時~翌朝6時
今年も徹夜で撮りに行ってきます。
Twitterで時折実況(できたら)する予定です。
今年は冷え込むようなので期待大!
お近くの方は是非会場へ。



by TamaWakaba | 2015-01-10 16:56 | ニホンカモシカ | Trackback | Comments(6)
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興味津々 ~ニホンカモシカ・ニホンイタチ~

長野県大町市(ニホンカモシカ) 長野県安曇野市(ニホンイタチ)
ニホンカモシカ(Wikipedia)
ニホンイタチ(Wikipedia)


山道から見上げる高台に
カモシカがいた。

今まで見てきたカモシカの中では
誰よりも美形で
愛らしい顔つきだった。

身じろぎもせず
こちらを見ていた。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM

まさに興味津々といった目つきで
視線をそらさない。

「おーい」と声を掛けてみたが
まるで逃げようとする気配がない。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM

そこで我々は、
誰も見ていないのをいいことに、
見よう見真似の阿波踊りを
カモシカに向かって披露してみた。

しかしカモシカは
やはり微動だにせず
ひらひら踊る二人の人間をしばらく眺めていたが、
やがて馬鹿らしくなったのか、
ゆっくりと森の奥に歩き出した。

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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM

途中、カモシカはまた立ち止まって
我々を振り返った。

阿波踊りアンコールか。
いや、違うか。

やはりカモシカが何を考えているのかは
分からずじまいであった。

ただ、あのカモシカは
長野県人が踊る、
なんの心得もない「エセ阿波踊り」を見物した
最初で最後のカモシカであろう。
それは、仲間に自慢していい。

さらば美しいカモシカよ。




別の日。

車で走っていると
川の対岸に何か動くものを見つけた。

カモシカの親子だ。

今まで会いたい会いたいと願い続けた
カモシカの親子に初めて会えた。

a0155104_2132843.jpg
EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III


積もった雪の
硬い表層を時折踏み抜いて
ズボズボと足を取らつつ
親子はゆっくりと辺りを歩きまわりながら
枯れ枝に残った葉っぱや
冬芽を口にしていた。

彼等にとっても過酷な冬がやってきているのだな、と思う。


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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III


幼獣の死亡率は50パーセントだというから、
この子もここまで成長するのには
かなり苦労したはずだ。
独り立ちまであと少し。
頑張って欲しい。



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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III






また別の日。

川原にあったコンクリートブロックの隙間で
何かが動いたような気がした。

しばらくその辺りを注視しながら待っていると、
やがてブロックの隙間から
小さいのが顔を出した。

イタチだ。


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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM


私の姿に驚いて逃げるかな、と思ったら
こっちを睨んだまま
動く気配がない。

体は小さくても
気は強いのだ。


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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III


しかし、ちょっとこちらが近づこうとしたら、
慌てて穴の奥に
逃げ込んだ。

やはり小動物だ。
大きな人間は
怖ろしかろう。


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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III




と思ったら、
なんと戻ってきた。

人間に興味津々なのか、
とんでもない度胸である。

その勇気は
仲間に自慢していい。

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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III


カモシカといいイタチといい、
もしかすると私が
彼等の目を引く変な奴なのか
という疑問もあるにはあるが、
彼等と間近で会えるのは
幸せなことこの上ないのである。





by TamaWakaba | 2014-01-16 22:31 | ニホンカモシカ | Trackback | Comments(4)
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森に住むもの

長野県大町市 「ニホンザル・ニホンカモシカ」


濃緑の中で
彼らに出会った。

サルは怯えに満ちた視線で
常に逃げる隙を窺い、

カモシカは好奇に満ちた視線で
人間を見透かそうとしていた。

やがてどちらも
深い森の奥に姿を消した。



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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III



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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III



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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM + EXTENDER EF2×III



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EOS5D Mark III + EF300mm F2.8 L IS USM + EXTENDER EF2×III



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EOS5D Mark III + EF300mm F2.8 L IS USM + EXTENDER EF2×III



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EOS5D Mark III + EF300mm F2.8 L IS USM + EXTENDER EF2×III



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EOS5D Mark III + EF300mm F2.8 L IS USM + EXTENDER EF2×III



by TamaWakaba | 2013-07-01 23:05 | ニホンカモシカ | Trackback
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森から来た者 ― ニホンカモシカ ―

長野県大町市美麻 中山高原 「ニホンカモシカ」





ソバの花を撮った帰り道、
ふと誰かの視線を感じた気がして顔を上げると
丘の上から
老齢のニホンカモシカが
こちらを見ていました。
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カモシカは蕎麦には興味がないようで、
悠々と蕎麦畑を通り抜けると
その先にあった青葉を
静かに食べはじめました。
そして、
森から来たカモシカは、
黙って森へと帰っていったのでした。




EOS5D Mark II
EF500mm F4L IS USM

by TamaWakaba | 2009-09-06 23:59 | ニホンカモシカ | Trackback | Comments(0)
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撮影 : 球わかば


by 球わかば

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