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安曇野の白鳥'12~'13 【2】

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長野県安曇野市 明科(御宝田遊水池) 豊科(犀川白鳥湖)



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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



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EOS5D Mark III + EF500mm F4 L IS USM



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EOS5D Mark III + EF300mm F2.8 L IS USM



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by TamaWakaba | 2013-01-30 17:33 | 安曇野の白鳥 | Trackback | Comments(7)

それぞれの空  ~地獄谷野猿公苑~

長野県下高井郡山ノ内町 地獄谷野猿公苑



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EOS5D Mark III + EF100mm F2.8L Macro IS USM



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EOS5D Mark III + EF100mm F2.8L Macro IS USM



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EOS5D Mark III + EF100mm F2.8L Macro IS USM



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EOS5D Mark III + EF100mm F2.8L Macro IS USM



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by TamaWakaba | 2013-01-29 10:43 | ニホンザル | Trackback | Comments(2)

【報告】 第27回 国宝松本城氷彫フェスティバル

長野県松本市 第27回 国宝松本城氷彫フェスティバル(1/26~27)




今年も素晴らしい氷彫刻の数々!

性懲りもなく12時間、徹夜で撮りました。
RAWファイルの、山、山、山・・・
後日、あらためてアップしたいと思います。

もう、全身が筋肉痛で・・・・(泣)

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by TamaWakaba | 2013-01-27 20:16 | 氷彫刻 | Trackback | Comments(4)

平田謙三 平田浩一 氷彫刻 『DRAGON』



この記事は、新ブログに移転しました。

https://tamawakaba.net/ice-sculpture-dragon-1/







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by TamaWakaba | 2013-01-25 16:04 | 氷彫刻 | Trackback | Comments(0)

雪の善光寺参道 / 夜撮り 【前編】

長野市 中央通り~善光寺




俗世から聖域へ。

雪の参道を

そぞろ歩く。


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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO



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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO


【後編】に続く



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by TamaWakaba | 2013-01-20 02:46 | 善光寺界隈 | Trackback

雪の善光寺参道 / 夜撮り 【後編】


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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO





仁王門 金剛力士像(阿形) 高村光雲・米原雲海 作


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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + DLO








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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III +EF16-35mm F2.8L II USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF16-35mm F2.8L II USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III +EF16-35mm F2.8L II USM + DLO








久しぶりの善光寺と参道のスナップです。

参道は別として、善光寺は今までなんとなく撮るのが苦手な、
何を撮ってもスッキリしない場所でした。

観光客の多さとか、広大すぎる境内とか、巨大すぎる構造物とか、
宗派を超えた仏教寺院という間口の広さと相まって
撮る側としても、イメージが拡散してしまって、
どうにも収まりがつかない感がありました。

今回、初めて物静かな夜に訪ねて、その印象がガラリと変わりました。
昼間のあっけらかんとした雰囲気はそこに無く、
夜の静謐さの中で、全てが荘厳に見えました。

久々に、思うがままのスナップ。
足の先が痺れるほど寒かったですが、
撮っている時は感じなかったということはつまり、
楽しかったのです(笑)。

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by TamaWakaba | 2013-01-20 02:45 | 善光寺界隈 | Trackback

温泉天国 ~地獄谷野猿公苑~

長野県下高井郡山ノ内町 地獄谷野猿公苑


こんな寒い日は
温泉に行こう。

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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF50mm F1.2L USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + DLO




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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + DLO


ここは猿のユートピア。

こんな光景を目にしたら、
もう、猿として撮ることなどできません。
あの仕草・・・人間の露天風呂と全く同じなのです。







【余談】
本格的にDLOを使ってみました。
リサイズしてあるのでわかりにくいですが、
DLOをかけると猿の毛の一本一本の質感が蘇ります。
小絞りボケももう怖くない!

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by TamaWakaba | 2013-01-16 23:23 | ニホンザル | Trackback

そしてまた夜が

長野県北安曇郡池田町

そしてまた
静かな夜が
やって来る。


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EOS5D Mark III + EF16-35mm F2.8L II USM + MCプロソフトン(A)



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EOS5D Mark III + EF16-35mm F2.8L II USM + MCプロソフトン(A)





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EOS5D Mark III + EF16-35mm F2.8L II USM + MCプロソフトン(A)





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EOS5D Mark III + EF16-35mm F2.8L II USM + MCプロソフトン(A)





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EOS5D Mark III + EF16-35mm F2.8L II USM + MCプロソフトン(A)




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by TamaWakaba | 2013-01-14 14:53 | 夜空・星景・月 | Trackback

金沢暴食紀行 【前編】

モモ主と3度目の暴挙






歴史は繰り返す。


クルチュウス=ルーフス





「球さ、そろそろさぁ、食の旅なんてどう?」

電話の向こうでモモ主が言った。

「すでにさ、前回の旅から随分と経つわけだし、
この辺でさ、また冬の味覚を追求する旅なんてどうかな~と思って」

思い返せば3年前、
我々は2人で静岡に遠征し、
暴食の限りを尽くした。

迫り来る海の幸山の幸その他の幸に、
五臓六腑は悲鳴を上げ、
太鼓腹をさすりながら
二度とこんな暴食はすまい、と固く心に誓ったはずであった。

「リメンバー シズオカ」
であり、
「ノーモア タベスギ」
なのである。

モモ主よ、
君は尿酸値の熱い高まりを見たか。
猛り狂う中性脂肪の轟きを聞いたか。

すでに我々も若者という歳ではない。
身の鍛錬よりも、保守点検に重きをおくべき時期にきている。
徐々に老朽化しつつある肉体の現実を直視し、
「カラダに優しい旅」をすべきなのだ。

文化財を巡る旅もいい。
温泉で芯から温まるのもいい。
そこに少量の美味い飯と酒が
ささやかに添えられればそれでいい。

あの日我々は、
張り裂けそうな腹をかばいながら、
切々とそう語り合ったのではなかったか。

しかし、人とは愚かなものである。
時とともに痛みと満腹感は薄れていく。

こうしてまた、煩悩の淵にさまよい、
食の無間地獄に堕ちていこうとするモモ主を、
友人として傍観することなどできない。

過ちを犯すのも人、
それを正すのもまた人である。

モモ主よ。
狂気の歯車が再び回り出す前に、
自己の消化器官が破綻をきたす前に、
早く目を覚ますのだ。

無二の友だからこそ、
私はいまここで勇気を出して言う。



「行こうよ、暴食紀行!」



行くことになった。





2013年1月5日、午前6時15分。
郊外のローソン駐車場。
黎明の空に下弦の月が浮かぶ。

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「球さ、朝飯は食ってないよね?」

「うん、食っていないよ。さっき起きたばっかりだからね」

「ん~、じゃあ、肉まんだね」

「肉まん?なんで?」

「金沢に到着するのはだいたい10時頃でしょ、
そこからすぐに戦いが始まるんだから。
朝飯を食うなら今しかないよ。
軽い朝飯をね。」

・・・戦い?

嫌な予感がするがまあいいや。
そして、なんとなく言われるがままに肉まんを購入。

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シンプルに美味いです。
凍える朝の空気の中、
ホカホカの肉まん。

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「それじゃあ行こうか、金沢を味わう旅!」

「行こう行こう!」

いざ、金沢に向けて出発。
まずは日本海を目指して北上を開始する。
気温はマイナス11℃。
気合の入った寒さである。

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夜明け前の白馬連峰が美しい。

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糸魚川市で北陸自動車道に流入。
一路金沢へ。

8時30分。
富山県滑川市
有磯海サービスエリア(上り)。

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「ちょっと休憩しよう。
そう言えば球さぁ、富山県といえばなんだと思う?」

・・・来た!
今まで何度この謎掛け論に翻弄されたことか。
モモ主の謎掛けは地獄への入り口である。
安易な返答は禁物だ。

「そうだね・・・富山といえば、えっと・・・蜃気楼?」

「その通り、白エビだよ、球さすが!」

言ってないです、私はシンキロウと言ったのです。
おまけに『し』 だけしか合ってないし。

「あそこにいるね~白エビさんが」

「いますか」

「いますよ~。では 『白エビコロッケ』 行ってみよう」

「ちょ、だって今回は金沢だよね?」

「球ね、もうちょっとグローバルな視点を持とうよ。
世界の海は全部繋がっているんだよ。
だから、白エビが獲れるこの富山湾だって『金沢沖』ってことだよ!」


白エビコロッケ ¥250
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あろうことか、これがなんとも美味い。
手渡されたコロッケは、今まさに揚げたてで
衣はサクサク、中身は熱々、
かじりつくと湯気が盛大に立ち上る。

「う、美味い~」

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幸先の良い(?)スタートを切って、
再び金沢を目指す。
雪原の彼方に北アルプスがそびえる。
さっきまであの山々の向こう側にいたというのに。

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9:40
金沢市街到着。

それにしても、何なんだこの雪の多さは。
我々の田舎よりも積もっているではないか。

道路の消雪パイプからじゃんじゃん散水されている。
やはり、雪国なのだなぁ。

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10:00
金沢市 近江町市場。

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おお、さすが冬の北陸。
魚である。エビである。カニである。
いかにも新鮮な海の幸がずらりと並ぶ。

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この場で食べます!
この場で食べます!
この場で食べます!

北陸の海産物が「ら抜き言葉」で
強烈な勧誘を仕掛けてくる。

「球、あれ見て。『この場で食べれます』だって」

「ホントだ、『この場で食べれます』って文字がボクからも見れます」

「球はこの場で何か食べれますか?」

「もちろん食べれます!」

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おお、大好物の殻付きカキだぁ・・・
一つください!

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すかさず店のイナセな兄さんが
手際よく牡蠣を剝いてくれる。

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「醤油かポン酢かレモンを選べますけど、どれにしますか?」

新鮮な魚介というものは、海水が一番の調味料なのだ。
是非とも、新鮮な牡蠣の繊細な塩味を堪能したい。
「レモンで!」


生ガキ ¥300
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ツルッと口中に投ずれば、
一瞬にしてそこはオーシャンビューだ。
その後からじんわりとした牡蠣の旨味が追いかけてくる。

「ん~、美味い」

一口で終わってしまうのが惜しい。

かなり小ぶりな牡蠣で、
モモ主がかすかに
「ちっちぇ~なぁ」
とつぶやいたのを私は聞き逃さなかったが、
そもそも今年は不漁という話なので、仕方のないことである。




おお、生きたカニだぁ・・・
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こいつを買って帰り、茹でたて熱々を頬張れば
日本酒が何升あっても足りないのだが・・・
今日は先が長いので我慢我慢。




フクラギ。
出世魚。
もうちょっと育てば、富山湾の取締役たるブリになるところ、
出世街道半ばで釣り上げられてしまった。
いわゆる、ヘッドハンティングと言うやつである。
・・・違うか。
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「なんかこう、新鮮な魚ばっかり見ちゃうと、腹が完全に魚介モードだねぇ」

「でしょでしょ、球がそう言うと思って選んだ1軒目がここです!」


魚旨(うおうま)。
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「海鮮丼だよ海鮮丼」

「・・・海鮮丼かぁ、今回も丼から始まるんだね・・・重いなぁ」

「球、分かってないなぁ。
市場の海鮮丼ていうのは、その市場の縮図みたいなもんなんだよ。
丼という一つのステージに、市場の象徴たる海の幸をイイトコ取りで登場させる、
言うなればオールスターゲームだよ。
彦摩呂風に言うなら、
海鮮丼は海の宝石箱なんだよ。
更に言うなら
牡蠣は海のミルクだし、
大豆は畑の肉だし、
父は母の夫だよ」

はいはいはいはい。
言いたいことはさっぱりよく分かりませんが、
とにかく頂きましょう海鮮丼。



近江町市場丼(味噌汁付き) ¥1,800
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うわ、すごいボリューム。

しかしさすが「近江町市場」を冠にしているだけありますね。
なかなかの彩りです。

モモ主先生もご満悦ですね。

「お~、やっぱすげーわ、近江町市場すげー!」



新調のSONY Cyber-shot RX100で嬉しそうに撮影するモモ主。
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店のおねいさんの説明によれば、
まず、専用の器でわさびをタレで溶き、
そのタレをかけて食べるのだそうだ。
そうか、ここは醤油ではないのか!
いいぞいいぞ!

実のところ、私はこれまで海鮮丼に対して
あまり積極的になれずにいた。
それには理由がある。

海鮮丼は、基本的に
「酢飯の上に寿司ネタを置く」
というスタイルの丼だ。
これがまず気に入らない。
寿司屋が握るの面倒くさくなっちゃって、
「シャリもネタも丼にまとめといたから、後は勝手に食え」
という怠惰な姿勢が見え隠れしているではないか。

「醤油で食べる」
というのも気に入らない。
酢飯と寿司ネタで構成されるものを
醤油で食うのならば、
味は寿司と全く一緒か、
それ以下になるのは当然である。
そこに丼である必要性はあるのか。
寿司を食えばいいではないか。

そもそも海鮮丼は
「丼におけるタレの重要性」
について全く理解していないといってもいい。

想像してみてほしい。
白飯の上に天ぷらを並べただけ、
これが「天丼」といえるだろうか。
白飯の上にウナギの白焼を置いただけ。
これを「鰻丼」と呼べるだろうか。
白飯の上に豚カツを載っけただけ。
これを「カツ丼」と呼べるだろうか。
そこにタレがなければ、
どれも丼として成立しないのである。

丼を構成する米飯と
その上の具というものはもともと、
全く異質の、相容れない関係にある。
いがみ合う米飯と具。
しかしその膠着状態にタレが割って入り、
一気に丼の中を和平ムードで包み込む。
分裂からの融合。
反目からの和合。
それが丼を貫く基本理念なのである。
そしてその崇高な精神を実現するもの、
それこそが 「タレ」 なのである。

そういうタレの重要性を全く無視して
自らを「丼」と名乗りつつ、
ことさらに高級感を煽り立てる図々しさというものが
海鮮丼にはある。

「お醤油で食べてね!」とか言ってんじゃねえよ、バカヤロー!

なのである。

いささか言葉が過ぎた。
話を戻そう。



その点、この「魚旨」は違った。
「タレ」が出てきたのである。

はやる気持ちでタレを回し掛け、
突入を開始する。
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おお!
タレが見事にネタと酢飯を融合させている。
醤油をダシでのばしたものをベースにしたシンプルなタレだが、
生醤油をかけて食べるのとは次元が違う。
初めて丼と呼べる海鮮丼を食べた気がした。

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完食。
特に新鮮な甘エビは、頭の中のワタが美味しいのです。

ご馳走様でした。


満たされた気分で金沢の街へ。
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「ようこそ金沢へ!」
駅前の噴水ディスプレイから歓迎を受ける。


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「いいね金沢!」
ホントだホントだ!
いいぞ金沢!




「球さ、喜んでる場合じゃないよ、次だよ次。
満腹感に先を越されたら負けなんだよ」

「もう先を越されてますが・・・」

「金沢駅に、どうしても球を連れて行きたい所があるんだよ。
きっと喜ぶと思うよ。行くよね?」

「すごくお腹が一杯で・・・」

「行くよね?」

「・・・はい、行きます」



そうして連れて行かれた先は
金沢駅「百番街」(ショッピングモール)



13:20
「着いたよ!次はここです!」
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「!!」

カプリチョーザです」

「え、だって全然金沢じゃないよね?」

「球、カプリチョーザはもう長野県から撤退してるんだよ。
食べたくなったら、群馬の前橋か、山梨の甲府か、ここ金沢に来るしかないんだよ。
球は前に言ってたよね、
もう一度、カプリチョーザのライスコロッケを勉強したい、って」

「うう・・・確かに言った気がする」

事の起こりは2008年に遡る。
当時このブログに
美味なる灼熱球 ~カプリチョーザ風ライスコロッケ~
と題し、自作のライスコロッケを撮って掲載したのである。
ところが、いつの頃からか
「カプリチョーザ ライスコロッケ」
Google検索すると、
なぜかこのブログが上位に表示されるようになってしまった。

そして困ったことに、この検索ワードでやって来る人が結構多いのである。
本物のライスコロッケを求めてやって来たのに、
そこにあるのは「なんちゃって」なライスコロッケなのだ。
「なんだ、違うのかよ」
という数多のボヤキが聞こえてくるようで胸が痛む。

だから、いつか本物のライスコロッケをもう一度食べ、
その上でちゃんと再現した「真に迫るライスコロッケ」を
ブログに載せなければ、と
常々思っていたのである。
そして、そんなような事を
モモ主にも話した気がするのである。

「ほらね、球の求めるものが、ここにあるわけだよ」

「・・・ぬぬ、確かに・・・」

「行ってみよう!」


シチリア風ライスコロッケ ¥660
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おお、そうなのだ!
本物にはミートソースがかかっているのだ。
私は安易にトマトソースをかけてしまっていた。
そして、本物はデカい。
野球ボール大なのである。

大変勉強になりました。
それではモモ主先生、召し上がれ。
・・・あ、やっぱりね。
私も食べるんですね。
予想はしていたんですけれども。


いざ、ライスコロッケ入刀。
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このとろけ出すモッツァレラチーズこそ、
このメニューの核心なのですよ。

「うまい!」

間もなく完食。
あれれ・・・横になにか来てますね。
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トマトとニンニクのスパゲティ(レギュラーサイズ) ¥950
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腹は一杯なんだけれども、
カプリチョーザに来たからには
これだけは絶対に外せなかった。

「トマトとニンニクのスパゲティ」である。

未だにこのトマトソースだけは
家で完全に再現することが出来ない、
謎の味なのだ。
10年頑張っても再現できないのは
このメニューくらいである。

であるから、
ここでこのメニューを改めて味わい、
なんとかこのソースもコピーしたい。
むしろ、ライスコロッケよりもこっちが大事かもしれない。

満腹でも食う価値のあるメニューなのだ。

では・・・
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「やっぱ美味い!」
なんという複雑な味なのだ。
塩味、甘味、辛味、旨味、コク、香り、
幾つもの要素が織り成す味覚の立体交差だ。
むむ、庶民のイタ飯屋とて侮れぬ。

よおし・・・今度こそ味を覚えたぞ!



神妙に味わう私の前で
モモ主先生はというと・・・

「なにこれ、すげーうめー!」
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幸せそうで何よりです。


か、完食・・・。
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金沢紀行なのに、
とてつもない寄り道をしてしまったのではないか・・・。
腹にはもう微塵の余裕もない。


食後のコーヒーの泡のように、
この満腹感が消えてしまえばいいのに。
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時計は14時を回っている。

そして、モモ主はiPhoneでしきりに何か調べている。

嫌な予感がするではないか・・・。


【後編】に続く



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by TamaWakaba | 2013-01-13 02:29 | 旅先見聞録 | Trackback

金沢暴食紀行 【後編】


「いやぁ、食ったね」

「食った食った。さすがに血糖値が上がりすぎて頭痛くなってきたよ」

「それはそうと、球さぁ、
いま金沢で熱くなってるものがあるんだけど、それが何か知ってる?」

「分かった、俺達だ!食い過ぎて汗が出るほど暑いから!」

「違います。答えはカレーです」

「カレー!?」

「そう、金沢カレー」

「まさか・・・」

「次は金沢カレーの有名店、ゴーゴーカレーです!」

「か・・・カレーか・・・油断した・・・」

「レッツ・ゴーゴー!」

「ご、ごぅごぅ・・・」

そうは言うものの、さすがに満腹の限界を感じる。
今食ったら死ぬ。
ここはなんとしてでも腹ごなしが必要だ。

「次の店まで歩こう」

そういうことになった。

徒歩23分。
ちょうどいい距離だ。
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線路の融雪用スプリンクラーが、
なぜかあらぬ方向に向けられている。
タイミングを図らねば通過できない。
なるほど。
これは
「暴食はやめよ」という
JRからの無言の警告に違いない。
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シャーベット状の雪が残る車道。
横を通過した車3台に連続で
全身に氷水を浴びせられる。
なるほど。
これは、下手くそなドライバーによる
「お前ら暴食は止めておけ」
という、無言の警告に違いない。
つーか、カメラ壊れんだろコノヤロ!
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道すがらの薬局で
モモ主が飲み物をご馳走してくれる。
「食事の脂にこの1本。」
なるほど。
これはモモ主による
「もっと食え、限界を超えて食え」
という無言の叱咤激励に違いない。
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そして、モモ主はというと
液体胃腸薬を飲んでいる。
なるほど。
「俺、実はもう限界超えてる・・・」
という無言の意思表示に違いない。
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15:30
到着しなければいいのに、
ゴーゴーカレーに到着。
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「おおモモ主、こんなにいろんなメニューがあるよ。
ここは一番シンプルな、トッピング無しのノーマルカレーに・・・」

「ダメダメ、それは金沢カレーじゃない」

「!!」

「上にカツが載っている。これ基本。
それでこそ金沢カレー」


ロースカツカレー(ヘルシークラス=最小サイズ) ¥600
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あぁ・・・・
最小サイズのはずなのに、
普通に1人前の量があるんです。
もう、何がヘルシークラスなんだか分かりません。
あ、そうか・・・
これをペロリと食えれば健康、という意味か。


もう、とにかく頂きましょう。
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揚げたてのカツがサクリとしていて香ばしい。
その上に、濃厚なカレールーがどろり。
付け合せにはキャベツの千切り。

なるほど、なかなかの味。
ルーからは、醤油のような、味噌のような
発酵系のアミノ酸を感じます。
空腹だったら癖になるかもしれません。

このゴーゴーカレー、
「55の工程を、5時間かけて煮込み、さらに55時間寝かせて旨味を熟成」
するのだそうだ。
なるほどそんな味がする。


我々もこのカレーをリスペクトすべく、
55分かけてゆっくり食っていこうと思ったが、
時間経過による血糖値上昇は死を意味するので
10分で完食。

いいですか皆さん、完食です。
(大切なことなので2回言いました)
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「ああ、もうダメだ、ほんとダメだ」
「苦しくて死んじゃう」

苦悶の表情で
来た道を歩いて戻る。

再び金沢駅。
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近代的でスタイリッシュな造形も、
今の我々には鉄格子として映る。
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「うわぁ、こいつら俺達を閉じ込めて、もっと食わせる気だ!逃げろモモ主」
「ひー、もう食べられないよー!」
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あまりの満腹感に精神崩壊するモモ主。
(白目を剥いています)
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夕暮れ。苦しかった金沢の1日がついに終わる。
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「いやー、今回は頑張ったよ。モモ主もお疲れさま」

「ホントだねー。外も暗くなってきたし、そろそろ締めにしますか」

「締め?・・・帰るんだよね?」

「最後にもう1箇所、寄らなくてはいけないところがあります。
苦しいんだけど、帰りたいんだけど、
負けちゃダメだ。
負けないこと投げ出さないこと逃げ出さないこと食べ尽くすこと、
とっくにダメになってるけれど、それが一番大事」

「それは何かの歌ですか?」

「オリジナルソングです」

17:30
まいもん寿司
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「やばいよモモ主、ここに来てまた米はやばいって!」

「米に始まり米に終わる。
金沢百万石だよ」

「百万石?」

「江戸時代、土地の生産力はすべて米の取れ高、
いわゆる石(こく)に換算して表していたんだよ。
ここ加賀藩は百万石の米処。
我らも石高を上げようではないか。
米を食っていこうではないか。
合戦じゃー!」

モモ主将軍様ご入店。
随伴、球わかば(歩兵)。
a0155104_11392978.jpg


「これだよ。この地物満載のお品書き。
回転寿司だからって侮っちゃいけないよ
この値段でこのネタを味わえる、
コストパフォーマンス最高!」

「おお~、これは凄いねぇ・・・でも、到底食べきれる品数ではないよ」

「そうなんだ。そこで作戦だよ。
寿司は一皿に2貫乗ってる。
そこで、2人で1貫ずつ食べれば・・・」

「2分の1の値段で食べられるね」

「違うよ。2倍食えるんだよ!」

「わーい、やったー(仏頂面で)」


さて、どこから攻めますか・・・
a0155104_11391463.jpg



のど黒と目が合う。
「食え~」
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「のど黒(アカムツ)」。
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おお、これは美味!白身なのにじんわり脂が乗っています。
肉質はきめ細やか。
高級魚って感じですね。


次。
「天然ぶり」。
a0155104_11383879.jpg
冬の北陸と言ったらこれでしょう。
弾力ある身から甘味がジワリ。
言うまでもなく美味い!


うわぉ、2皿まとめて来ちゃったよ!
左から「ひらまさ」と「めじまぐろ」。
a0155104_11383314.jpg


「おー、なんだか寿司って案外食えちゃうもんだねー。
別腹なのかな寿司は。不思議不思議」
とモモ主。
一足先に、ピリオドの向こうに到達したようである。


「ひらまさ」
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見た目はブリに似てますが、
案外あっさりとした味わいです。
美味しい。
・・・以上。


「めじまぐろ」
a0155104_11382741.jpg
「めじとろ」が品切れだったのでこっちを注文したんですが、
トロといっても過言ではないくらい脂が乗ってます。
「おー、なにこれすげー、めじまぐろすげー!」


つ・・・次。
「さごし」
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さごしはサワラの小さいやつです。
多分、美味しかったのだと思います。
記憶がおぼろげで・・・
・・・以上。


「あおりいか」
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「白いね~、イカさんは白いね~」
「わーい、真っ白」

そして、ついにここで私もモモ主も壊れる。

「石高が足りぬわー! 『自家製玉子焼き』ひとつ!」
「御意でござるー!『えんがわ』ひとつ!」

もう地物でも何でもない。

「えんがわ」(球)
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すごく肉厚です。
ボクはもうリビングもダイニングもいらないんだ。
縁側だけの家に住むことにするよ!


「自家製玉子焼き」(モモ主)
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一気に頬張るモモ主。
「まっめ、はまほやひほふめひわまわまわになうのあわはわ・・・」
(だって、玉子焼きと酢飯がバラバラになるの嫌だから・・・)

落ち着いて食え。


「うう~苦しい、目が回る~」  ※写真はイメージです。
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終了。


帰路。

2人共、遠い目をしている。

言葉はない。

車内には槇原敬之の『Hungry Spider』が流れている。
なぜだろう、今はもう「Hungry」の意味が思い出せない。

時折、モモ主が
「うー、気持ち悪りー。と言っても車に酔ったわけじゃないよ」
と、よく分からない解説付きで体調不良を訴える。

「モモ主さ、今回こそ本当の『満腹』の意味が分かった気がするよ」

「・・・だよね。これこそ本当の満腹感なんだよ。
ちまたで『腹いっぱい!』とか言ってる奴は、
単に自分の都合で食うの止めてるだけなんだ」

「こういう旅も、そろそろ打ち止めにすべきかもしれないなぁ・・・」

腹が苦しいのか、モモ主は私のつぶやきには応えず、
ただ、窓の外を流れ去る街の灯ををぼんやりと見ていた。

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22時。
郷里郊外のローソン。
始まりの地。

今朝のことなのに、
もうずっと昔のことのように感じる。
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「いやー、着いたね。やっぱ寒いね長野は」

「ホントだねー。やっとこれで休めるね」

「過酷な旅だったけど、充実した1日だったよ。
で、
これ、球へのささやかな感謝の気持ちなんだけど、
受け取って欲しいんだ。
受け取って、今すぐ食って欲しいんだ」

「!!」

烏骨鶏カステラ
a0155104_1138450.jpg


「フッフッフ。実は、金沢駅で密かに買っておいたのさ。
さあ、半分どうぞ」

「・・・・・。」
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a0155104_1138023.jpg


「じゃ、次は名古屋かな~」

モモ主が怪しく笑った。


~おしまい~





【 後日談 】

1月12日深夜、モモ主からのメール

>加賀食い初めは現在執筆中ですか?
>俺はあの後、火曜、水曜と風邪を引き寝込みました…食い初めのせいです(笑)
>今は主食がヨーグルトだよ。



このバカ紀行文を、
いつも体を張って
ブログを盛り上げてくれる
モモ主に捧げる。

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by TamaWakaba | 2013-01-13 02:28 | 旅先見聞録 | Trackback | Comments(8)

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