蓮記2016 【4】稲泉寺の大賀ハス ~ハスとアマガエル~

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長野県下高井郡木島平村 稲泉寺
大賀ハス(Wikipedia)
ニホンアマガエル(Wikipedia)


7月下旬。

早咲きのハスの花はすでに散って
いくつもの果托が一斉に膨らんでいる。

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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III

「大賀ハス」と「王子ハス」の交配種
「舞妃蓮(まいひれん)」。

多くの果托に混じって
遅咲きの蕾がちらほら花開く。

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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III


大賀ハスも
盛りは過ぎたが
まだまだ桃色の大輪は健在だ。

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EOS5D Mark III + EF100mm F2.8L Macro IS USM



この頃になると
蓮池のあちこちで
アマガエルの姿が見られるようになる。

花の盛りを過ぎたハスの葉は
ロータス効果の超撥水もだいぶくたびれて
ようやくカエルにとって歩きやすい場所になる。

夏の蓮池は
アマガエルの楽園だ。

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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III






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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III






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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III






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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





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EOS5D Mark III + EF100mm F2.8L Macro IS USM





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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





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EOS5D Mark III + EF100mm F2.8L Macro IS USM





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EOS5D Mark III + EF100mm F2.8L Macro IS USM





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EOS5D Mark III + EF100mm F2.8L Macro IS USM





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EOS5D Mark III + EF100mm F2.8L Macro IS USM





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EOS5D Mark III + EF100mm F2.8L Macro IS USM





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EOS5D Mark III + EF100mm F2.8L Macro IS USM





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EOS5D Mark III + EF100mm F2.8L Macro IS USM





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EOS5D Mark III + EF100mm F2.8L Macro IS USM



小さな身体で
一生懸命に生きている
アマガエルが
愛おしい。



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アマガエルは基本的に夜行性なので、
活発に動いている彼らを撮影するためには、
ごくごく早朝か、夕暮れ時を狙うしかありません。

特に夏の暑い時期の日中は
身体から水分が蒸散するのを防ぐため、
彼らは涼しい葉っぱの影などにうずくまって、
手足を身体にぴったりと付けて丸くなり
体表面積を小さくして仮眠状態となります。

ただし、しとしと雨が降るような日には
熱くもなく、水分が蒸散することもないので、
日中でも、彼らは活発に動き回ります。

梅雨明けがはっきりしないこの日、
ハスとカエルのコラボを、なんとか撮ることができました。

オタマジャクシから大人のカエルになれるのはごく僅か。
大人になっても、その殆どが他の生きものたちの食糧になってしまうという、
食物連鎖のかなり低層に生きている彼らですが、
そんなことは気にも留めない様子で、
悠々と暮らしているその姿が愛おしくてたまりません。






~~ 雑記 ~~~

私は蓮池で、こんなカメラマンを見ました。

葉っぱの上で寝ているアマガエルを
おもむろに捕まえて
花の上に放し、そのカエルをすかさず撮影。
慌てたカエルが逃げ出すと、
また手で捕まえて花の上へ。
そしてまた撮影。

こんな人もいました。

数人の受講生をぞろぞろ引き連れて、
蓮池に現れた
写真講座の講師とおぼしき初老の男性。
彼は受講生に向け、自信たっぷりに説明します。
「ハスの花は、水滴がついているのが一番絵になる」
「良い花を見つけたら、霧吹きで水をかけて撮るように」
講師の手には、水の入った霧吹きが握られていました。
受講生たちも全員が霧吹きを持参していました。
その後、炎天下の蓮池のあちこちで、
受講生たちの霧吹き合戦が始まりました。

写真の撮り方というものは千差万別。
自分に最も適した撮り方で撮っていくべきだと
私は常々思っています。

しかし、この2つのケースについては
ちょっと違うんではないか、と思わざるをえませんでした。

写真は
撮影者の主観を通した被写体の記録
であるのと同時に、
撮影者と被写体との関係性の記録
だとも思っています。

被写体は自分にとっていかなる存在なのか。
それを追求していくのが写真だと思っています。

驚き逃げ惑うカエルを捕まえて、無理やり撮影するカメラマンにとって、
カエルは敬愛すべき小さな命なのではなく、
ただの撮影用小道具に過ぎないのでしょう。

霧吹きで鼻高々の講師にとって
夜、人知れずハスの花に付いた水滴の繊細さは
決して理解できないに違いありません。

白鳥の飛ぶシーンを撮りたいから、
白鳥に向かって石を投げてみたり、
苔むした寺の境内を撮影したいがために
苔の上に三脚を立ててズタズタにしたりするのも同様です。

自分がイメージしたとおりの写真なんて
滅多に撮れるものではありません。
でも、被写体を敬愛するからこそ、
何度でも何度でも被写体のもとに足を運び
繰り返し繰り返しシャッターを切る。

敬愛する被写体が、1秒でも長くこの世界に存在し続けてくれることを願う。
でも、それはおそらく叶わない。
ならば、なんとか写真の中には残っていて欲しい、
そういう切実な気持ちがあるから
私は写真を撮ります。

自分の敬愛する被写体が
心ない撮影者の薄っぺらい功名心を満たすために
手荒く扱われるのは
見ていて悲しいです。

言いたいのはそれだけです。



 
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# by TamaWakaba | 2016-07-30 22:53 | ハスとアマガエル | Trackback | Comments(12)

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