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平田謙三 平田浩一 氷彫刻 『2015年 飛翔』 【1】

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第29回 国宝松本城氷彫フェスティバル


2015年1月11日

長野県松本市
国宝松本城。

気温摂氏2度。

湿った雪が降っている。

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当初の予報よりもやや気温は高めだが、
夜半にかけて氷点下の冷え込みは確実のようだ。

大雨のなか戦われた昨年の大会に比べれば
コンディションは格段に良い。

まずは安堵する。

午後5時20分。

走り回る重機のエンジン音と排気ガスの匂い、
ひび割れた場内アナウンスの音。

大会スタートに向けて
喧騒に包まれる会場。

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今大会の出場チームは、国内外から13組。

午後6時から翌朝6時まで、夜通し12時間にわたって氷彫刻を制作し、
その出来を競う。

松本城のお堀に沿って横一列に設けられた作品制作スペース。

その中央に平田親子の姿があった。

帝国ホテル専属の氷彫刻職人である父、謙三さん。

その謙三さんを父に持ち、自らもホテルニューオータニの氷彫刻室長を務める浩一さん。

「親子鷹」とも称される、氷彫刻界の星だ。

その親子が大会開始を前に、

心なしか険しい表情を浮かべている。

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作業の準備を進める浩一さんに声をかける。

多忙な時間帯で、迷惑になってはいけないと思い、
頑張ってください、と取り急ぎの挨拶を交わす。
氷彫刻が出来上がったらまた話を聞こう、と思っていたところで
口を開いたのは浩一さんだった。


「大アクシデントなんですよ。実は、図面がなくなっちゃって」

耳を疑う。

今日作るべき氷彫刻の、設計図面がない。

「だから、今回はちゃんと作れるかどうか・・・」

その時私は、
会場入りした直後に流れた場内放送を思い出した。

設計図の落し物を探しています。
クリアケースに入っている手描きの図面です。

確か、アナウンスはそう告げていた。

その「設計図の落し物」とは、平田親子のものだったのだ。

ことの重大性は、ここ数年の大会を見ているのでよく分かる。

浩一さんは氷彫刻を作るにあたり、常に、きわめて精密な設計図を描く。

1チームに与えられる15本の氷柱。
それらをいかに無駄なく切り分け、組み合わせ、
そこにどのような細工を施すのか。
要となる作業はすべて、その設計図に従って進められていた。

数年前、この大会で制作した『龍』。
その設計図は、龍の全身を覆う一枚一枚のウロコまでもが描き込まれた
驚くほど細密なものであった。

設計図は、平田彫刻の屋台骨だ。

その設計図がどこにも見当たらない。

この日、松本入りした平田親子は車を駐車場にとめ、
スタッフの手を借りつつ、機材を会場へと運んだ。
会場と車を数往復した後、機材を確認したところ
その中にあるはずの設計図がなくなっていた。

「探したんですが見つからないんですよ。風で飛ばされちゃったのかも」

大会のスタートは刻一刻と迫っている。

「図面がないと、ちょっと厳しいかな」

浩一さんは顔を曇らせる。

驚きで二の句を継げないでいる私に、浩一さんは
これから準備があるので、と言って会場の奥へと消えた。





午後5時38分。

浩一さんの手にはよれた茶封筒があった。

そこには細く薄い鉛筆の線が
荒々しく幾重にも交差している。

浩一さんが
「急遽思い出しながら描いた」
と話していた、即席の設計図に違いない。

いつもの図面とは似ても似つかない、
殴り描きの設計図。
いつもなら微に入り細に入り書き込まれている寸法も書き込まれてはいない。

それでも今はこの茶封筒に走らせた鉛筆の線だけが
唯一の手がかりなのだ。

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傍らで、謙三さんは淡々と準備作業を続けている。

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波乱の幕開けを後押しするように
猛烈な雪が降り始めた。

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視界が利かなくなるほどの雪。
辺りが瞬く間に白く染まっていく。

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開けた工具箱の中にも
容赦なく雪が吹き付ける。

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いよいよ、製作開始の時間が迫る。

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午後6時、製作開始。
気温摂氏0.3度。

これから12時間に渡る氷との戦いが始まる。


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氷の切り分け作業。

いつもなら、設計図を見ながら
流れるようなスピードで作業が進むのだが、
今回は勝手が違う。

一歩一歩手順を踏みながら
手探りの作業が続く。

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1チームに与えられる氷柱は15本。

1本の重さは約135キロ。

切り分けたとしてもひとつ数十キロはある。

組み上げも二人がかりの重労働だ。


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氷の隙間にノコギリを入れる。

氷の表面の凹凸を解消し、
ノコギリ挽きで出た氷の粉が氷同士の接着剤として働く。


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氷の表面を削る謙三さん。

氷を組み上げる前に、表面の汚れや曇りを大ノミで削り落とす。

この作業を怠ると、完成した彫刻に汚れの筋が入ってしまう。

あの透明感溢れる彫刻は、こういう地道な作業に支えられている。

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記憶を頼りに、
氷にメジャーを当てる。

寸法取りを誤れば、作品は完成しない。


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作業開始から約1時間。

氷が目の高さまで組み上がる。


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筋彫りが始まった。

いつもなら手元の設計図を氷に「写す」作業だ。

しかし、今回は氷の上に一から設計図を「描く」。


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時計は午後7時を回った。

筋彫りを施された氷塊。

この氷塊はどんな姿に形を変えるのか。

その答えはまだ、浩一さんしか知らない。


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はたして今回の彫刻は最終形まで辿り着くことができるのか。

これまでの大会でも、ハラハラさせられる局面があるにはあった。

しかし、今回はその比ではない。


【2】に続く~


【1】 【2】 【3】 【4】 【5】 【6】 【7】 【8】



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by TamaWakaba | 2015-02-27 22:15 | 氷彫刻 | Trackback

平田謙三 平田浩一 氷彫刻 『2015年 飛翔』 【2】

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午後7時。

気温摂氏0.4度。

本体の制作と並行して
別の部品の組み上げが行われている。

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浩一さんが三日月形に筋彫りを施す。


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その様子を傍らで見守る謙三さん。


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浩一さんが身振り手振りをまじえて
削り方について謙三さんに説明する。

例年なら、それぞれに図面を見ながら黙々と進める作業。
ほとんど親子の会話のないシーンだ。

しかし今回は、
イメージを全て言葉にして謙三さんに伝えなければならない。


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説明を聞いた謙三さんが
氷の切削を開始する。

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浩一さんは一つの工程ごとに、自分の作業の手を止めて
細かな構想を謙三さんに伝える。

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その度に謙三さんは作業の手を止め
浩一さんから受け取った言葉を
逐一、形にしていく。


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そしてまた、浩一さんが新たなイメージを伝える。

そんなやり取りが幾度となく繰り返される。

作業中に、これほどまで多くの言葉を交わす親子の姿は
いまだかつて見たことがない。


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伝えては削り、また伝えては削り、
作品が完成するまで
そういう作業が延々と繰り返されると思っていた。

しかし、しばらくするとそれまでの会話はなくなり
独り黙々と氷を削る謙三さんの姿があった。

お互いに「言わんとすることはよく分かった」
という境地に至ったのだろうか。

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ドリルを操り、
氷塊に有機的な曲線を与えていく。


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作業開始から1時間後。
謙三さんの担当する部品が1つ出来上がった。

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大雪の中、2個めの部品の制作にとりかかる。


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ただでさえ薄い氷に、幾重にもチェーンソーを入れる。
慎重かつ正確な操作が必要だ。


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この夜、夜半すぎまで
謙三さんは独り黙々と
このパーツを何本も作り続けた。


【3】に続く~



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by TamaWakaba | 2015-02-27 22:14 | 氷彫刻 | Trackback

平田謙三 平田浩一 氷彫刻 『2015年 飛翔』 【3】

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午後7時過ぎ。

他の作業と並行して

本体の氷塊の加工が始まる。



まず、氷塊の側面を大ノミで整える。

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そこにぬるま湯で温めたアルミ板を押し当てる。

アルミ板に触れた氷はたちどころに解け、
アルミ板と同様の平滑な表面となる。

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そこに、同じく断面を平滑にした小さな氷塊を押し当てる。

氷塊の凹凸のない断面同士は互いに密着し、
それ自身に蓄えられた冷気によって凍りつき、
ひとつの氷塊へと融合する。

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大きな氷塊に接着した突起部分に
筋彫りを施す。

もちろん、図面なしのフリーハンドだ。


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チェーンソーでの切削。

大胆な手さばきで
氷がみるみる削ぎ落とされていく。


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手の動きが止まることは全くない。

矩形だった氷が多面体へ、そして曲面立体へと姿をかえる。


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今度は、突起部分の曲面を延長するように
本体の氷塊を削っていく。


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ノミの刃が氷の表面をひと撫ですると
金属のようなギラギラとした光沢の断面が現れる。

浩一さん自らの手によって
全ての刃物は丹念に研ぎこまれている。

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やがて、大きな氷塊から突き出す
鉤状の形が見えてきた。


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さらに、突起部分の曲面を延長していく。

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作品の原型が見えてきた。

間違いなく、何かの頭部だ。

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午後8時17分。

浩一さんの頭の中のイメージから姿を現した造形。

平面図を立体に展開するだけでも容易なことではないはずなのに、

一体どういうことなのか。

ちなみに、この時点で

他のチームはまだ本格的な切削作業に入っていない。

驚異的な作業のスピードにも愕然とする。

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作業の手は止まらない。

頭部の下に接合された氷に筋彫りを施す。

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線にそってチェーンソーで荒削りする。

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さらに、ノミで形を整える。

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この形は・・・

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午後8時20分。

気温摂氏0.3度

再び雪が激しくなってきた。

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数十メートル先も霞んで見えなくなるような大雪だ。

辺りが瞬く間に白くなっていく。

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大雪でも手を止めることはできない。

上着のフードを被って、作業が続けられる。

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午後8時45分。

平田親子が何をつくろうとしているのか、
誰の目にもわかるようになってきた。

相手を見据える表情と鋭い爪先。

間違いなく、
大きな氷のワシだ。

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それぞれの作業を黙々と続ける親子。

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浩一さんが茶封筒の裏に急いで描いた設計図。

すでに役割を終え、
その上には雪が積もり始めている。

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結局この後、この茶封筒が
浩一さんの手に取られることはなかった。



~ 【4】に続く ~



【1】 【2】 【3】 【4】 【5】 【6】 【7】 【8】



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by TamaWakaba | 2015-02-27 22:13 | 氷彫刻 | Trackback

平田謙三 平田浩一 氷彫刻 『2015年 飛翔』 【4】

【1】 【2】 【3】 【4】 【5】 【6】 【7】 【8】


午後9時。

気温摂氏0.1度。

天候は依然として雪。

各チームの氷はそのほとんどが
まだ矩形を保ったままだ。

図面がなかったせいで、
作業の序盤はかなり手間取った平田親子だが、
開始後3時間の時点で立場は完全に逆転し、
進捗状況は首位に立った。

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ワシの胴体の上で
浩一さんの手が何度も何度も空を切る。

その指先は、これから胴体に生えてくるべき
まだ見ぬ翼をなぞっているように見える。

設計図どおりに部品を作って組み合わせるという
普段どおりの製作過程であれば決して見られない仕草だ。

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空中にメジャーを当てる。
彫刻に使える氷は限られている。

慎重に部品の寸法を判断する。

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翼の接合に入る。

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薄い氷の板を斜めに積み上げるには
形状と強度の両面において
慎重さが求められる。

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浩一さんを謙三さんが補助する。

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1段目の接合が完了。
ここまでおよそ10分。

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2段目の接合に入る。
翼の形状となるよう、1段目とは角度を変えて接合される。

適切な角度となるよう、何度も調整が行われる。

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気温はまだ氷点下にまでは下がっていない。
荷重のかかる接合箇所には
ドライアイスが施される。

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2段目の接合が完了。

2段目の接合に要した時間は20分。
1段目の2倍の時間が費やされた。

翼の先端に近づくほど
作業の難度は上がっていく。

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2段目までを接合したところで、
浩一さんが筋彫りを施す。

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筋彫りの線に沿ってチェーンソーの刃が入れられる。

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翼面の厚みを削ぎ落とす。

大ノミが往復するたびに
平べったかった氷の板が、
生物的なカーブを与えられていく。

鳥の翼は平面ではなく、
翼特有の曲面を有している。
例え設計図があったとしても、
図面には描ききれない微妙な部分だ。

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翼の形、関節の位置、角度、
翼のしなり方。

どれをとっても実にリアルだ。

美術的なアプローチだけではなく、
鳥を生物的に理解していなければ
この造形は成し得ないだろう。

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観客からは見えない部分にも
手が入れられる。

氷彫刻である以上に
それは「鳥」でなくてはいけない。

浩一さんのこだわりである。

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曲面に仕上げた翼に合わせて、
翼の先端を削り出す。

リアルな氷の翼である分、
本物同様に翼の先端は薄くもろくなり、
そして大きくしなった曲面となる。

比較的頑丈な部分を仕上げ、
最後に繊細な部品を取り付けるという作戦だ。

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接合面を整える。

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右翼先端の接合。

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コールドスプレーで接合箇所を急冷却し、
一気に固める「氷の瞬間接着剤」だ。

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成長し続ける大ワシは
すでに地上高3メートル近い高さにまで達している。

組み上げた氷を足場にしての作業となる。

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左翼先端の接合。

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やはりコールドスプレーを使う。
平田流氷彫刻のお家芸だ。

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午後10時45分。
翼を広げた巨大なワシの全貌が
姿を現した。

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気温は摂氏氷点下1度。

ついに氷が解けない温度域に達した。



~ 【5】に続く ~



【1】 【2】 【3】 【4】 【5】 【6】 【7】 【8】



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by TamaWakaba | 2015-02-27 22:12 | 氷彫刻 | Trackback

平田謙三 平田浩一 氷彫刻 『2015年 飛翔』 【5】

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翼の先端の切削が始まる。

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これまでよりも、より薄く、
より大きな曲率に削っていく。

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その浩一さんが乗って作業しているのは
ビール箱を3つ重ねた即席の足場。

傾いているうえに、浩一さんの動きに合わせて
グラグラと揺れ動く。

いつ倒れやしないかと見ている方はハラハラするが、
決して倒れることがない。

いつ見ても謎の技術だ。

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チェーンソーで荒削りした表面を
さらにハンドグラインダーで整えていく。

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頭から細氷粉をかぶりながらの作業。

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表面を整え終えた氷に向かって、
浩一さんがまた手を空中に這わせている。

何をイメージしているのか。

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そこから、これまでとは別の作業が始まる。

翼面に、くまなくハンドグラインダーを這わせる。

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作業時間はおよそ10分。

そこに現れたのは衝撃の光景だった。




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なんと氷の翼には
いつの間にかびっしりと羽根が生えている。


左翼の羽根彫りを終えると、
すぐに右翼にとりかかる。

まず、翼前縁部分の筋彫りを施す。

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その翼前縁に沿って
羽根を一枚一枚刻んでいく。

細いハンドグラインダーの刃を斜めに入れて
あたかも羽根が生えているように彫り出す。

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実際の鳥と同じように、
場所による羽の形の変化も
ちゃんと再現されている。

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今までの作業とは違い、
ひとつ彫り間違えれば、翼もろとも交換するしかない。
もちろん、材料にそんな余裕はない。

決して失敗は許されない。

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羽根の形を彫り出すことだけではない。

それぞれの羽根の表面を凹状に削って
「羽根の薄さ」を再現していく。

部分的ではない。
翼全体の羽根一枚一枚全てを
薄く削っていく。

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息を止めたくなるような繊細な作業が続く中、
浩一さんが、チェーンソーを手にして
翼に向かって振りかざす。

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チェーンソーの荒々しい刃先が削り出しているのは
風切羽根だ。

大まかな作業はチェーンソー、
細かな作業はハンドグラインダーというイメージが覆される。

一見荒々しい工具も、
浩一さんの手にかかれば精密加工機械に変わるのだ。

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けたたましいチェーンソーの唸りのなかで
次々と風切羽根が彫り出されていく。

もちろん、図面はない。
どこにどんな形の羽根が何枚生えているのか。
浩一さんの頭のなかには
それが全部入っているらしいのだ。

迷うことも手を止めることもなく、
プログラミングされた切削マシンの如き速さで
翼一面にみるみる羽根が刻まれていく。

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風切羽根先端の丸みを出す。

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さらに、ミノで余計な厚みを落とし
薄羽に仕上げていく。

羽根の折り重なる様子も完璧だ。

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これで終わりではない。
さらに、羽根一枚一枚の細かな凹凸を刻み込む。

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執拗なまでのこだわりぶり。

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ここでもやはり、
場所によって、筋の方向や本数、深さを変化させている。

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ひょっとしたら、観客は気づかないかもしれない。
しかし、手を抜く様子はない。

執念というしかない。

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羽根の次は、
胴体と頭部にも羽根を彫り込んでいく。

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外からは見えない首の下への彫り込み。

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羽根彫り作業開始から約1時間、
大ワシの全身は
薄い氷の羽根で
くまなく覆われた。

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風切羽根の先端。

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それは確かに風を掴み、
空へ駆け上がっていく大ワシの
しなやかな翼の切先だ。

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午前0時。

気温摂氏氷点下2度。

分厚い雪雲はいつしか切れ、

下弦に近い月が顔をのぞかせている。


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~ 【6】に続く ~



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by TamaWakaba | 2015-02-27 22:11 | 氷彫刻 | Trackback

平田謙三 平田浩一 氷彫刻 『2015年 飛翔』 【6】

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三日月型の部品にノコギリが入れられる。

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一体のものとして制作した部品を、
一旦小さな部品に解体して、それを本体の上で再び組み上げる。

普通、大きな部品の運搬は、二人以上で慎重に行われる。
しかし、いつも人足が確保できるとは限らないし、
狭い制作現場を多人数で動き回ることの危険性も高まる。

そんな時、この「分解→再構築」の技を使えば、
他のリスクを回避した上に、単独で大きな部品を移動することができるのだ。

薄く、かつ繊細な部品を壊さずに、確実に組み上げる
平田彫刻の伝統芸なのだ。


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三日月型のパーツは
大ワシの傍らに配置された。

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その配置された部品の曲線を
本体上に延長していく。

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大ワシの左脚の制作。

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脚の羽根が生えていない部分はウロコ状に彫られる。
この「ウロコ彫刻」も浩一さんの得意技だ。

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左脚を制作する浩一さんの傍らで
謙三さんが、残った氷を本体の側面に積み上げていく。

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それを浩一さんが小さな三日月型に彫り上げる。

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もう一つの三日月形部品は
分解せずに、謙三さんと二人がかりで本体の上に運ぶ。

一つのやり方には固執せず、臨機応変で最適な方法が選択される。

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本体右側に配置された三日月形の部品からも、
本体上に曲線が延長されていく。

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いくつも配置された三日月形のパーツは
大ワシの翼が巻き起こす波しぶきだった。

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少しでも材料を確保するため、
本体の基部は中空構造になっている。

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観客からは直接見えない
背中の部分にもノミを入れて
全体のバランスを調整する。

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ディスクグラインダーで
波の表面を滑らかに整える。

いよいよ仕上げ段階に入った。

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午前3時45分。

天候晴れ。

気温摂氏氷点下3.1度。

切削作業終了。

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表面の凹凸の中に入り込んだ
細氷粉をブロワーで除去する。

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白く霞んでいた氷が
水晶のような冷たく透明な輝きを宿す。

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遠くから見るとわかりづらいが、
波は3層構造に作りこまれている。

この薄い部品の中にも
さらに奥行きが与えられているのだ。

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今にも鷲掴みにしそうな
猛々しい爪先。

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氷から生まれたばかりの大ワシが見据えているのは
どんな獲物なのか。

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~ 【7】へ続く ~




【1】 【2】 【3】 【4】 【5】 【6】 【7】 【8】



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by TamaWakaba | 2015-02-27 22:10 | 氷彫刻 | Trackback

平田謙三 平田浩一 氷彫刻 『2015年 飛翔』 【7】

【1】 【2】 【3】 【4】 【5】 【6】 【7】 【8】


作業で出た氷屑。

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作業が大詰めを迎えている午前3時くらいから
謙三さんはこの氷屑の片付けに追われていた。

夜通し氷を彫り続けた身体には
かなり堪える重労働だ。

日本の氷彫刻を牽引してきた謙三さん。
この世界では誰もが認める、やんごとなき重鎮である。

しかし、そんな仰々しい素振りは一切見せず
彫刻を続ける浩一さんを
ただ黙々と補助する。

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タイムリミットである午前6時まで氷を彫り続け、
それから片付けに入るチームも多い。

しかし、平田チームはいつも
時間内に片付けまで完了させる。

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彼らにとっては、
お客に観てもらう準備が整っていなければ
作品が完成したとは言えないのかもしれない。

プロフェッショナルだと思う。

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道具の扱いもそうだ。

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数年前、初めてこの光景を見た時、
これは片付けでなく、「道具を湯浴みさせている」のだと思った。

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氷を彫っている時、
道具は身体の一部だ。

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道具を自分の身体のように慈しむ。
その姿がいつも印象的だ。

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氷を彫り終えた浩一さんが
片付け作業に合流する。

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まだどのチームも氷と格闘している中、、
この親子だけがいそいそと撤収準備を進めている。

それは、なんとも不思議な光景だった。

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午前5時。

気温摂氏氷点下4度。

最終仕上げである表面処理が始まる。

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波しぶきの部分にぬるま湯をかけていく。

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ぬるま湯によって、細かな部分が解け
実際の波に近い、よりランダムで自然な曲線となる。

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さらに、微細な凹凸が解けて滑らかになった氷の表面で
水が再氷結する。

うっすらとかかっていた白い霞みが消え、
硝子のように透きとおった氷に変化していく。

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翼は、細やかに彫り込んだ羽根の形が損なわれないよう、
油差しを使って、ゆっくりと水を注いでいく。

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最後に使うのが
ガスバーナーだ。

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ぬるま湯をかける方法は
効率はいいが、狙った場所以外の氷も解かしてしまうデメリットがある。

そこでガスバーナーの局所的で高い熱量を利用して、
ピンポイントで表面仕上げを施すのである。

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炎で氷を炙るという
不思議な作業が続く。

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いつしかそこには
今にも飛び立ちそうな
凍てつく大ワシの姿があった。

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~ 【8】へ続く ~


【1】 【2】 【3】 【4】 【5】 【6】 【7】 【8】




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by TamaWakaba | 2015-02-27 22:09 | 氷彫刻 | Trackback

霧の町

長野県大町市


どこか知らない場所に来たみたいだ。

音のない、霧の町。


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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III




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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





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EOS5D Mark III + EF70-200mm F2.8L IS II USM + EXTENDER EF2×III





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by TamaWakaba | 2015-01-03 13:05 | 空・雲・天候 | Trackback | Comments(2)

穂高神社 ~安曇野神竹灯(あづみのかみあかり)~ 2014

長野県安曇野市 穂高神社

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EOS5D Mark III + EF35mm F1.4L USM + ブラックミストNo.1





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EOS5D Mark III + EF35mm F1.4L USM + ブラックミストNo.1





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EOS5D Mark III + EF35mm F1.4L USM + ブラックミストNo.1





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EOS5D Mark III + EF35mm F1.4L USM + ブラックミストNo.1





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EOS5D Mark III + EF35mm F1.4L USM + ブラックミストNo.1





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EOS5D Mark III + EF35mm F1.4L USM + ブラックミストNo.1





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EOS5D Mark III + EF35mm F1.4L USM + ブラックミストNo.1





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EOS5D Mark III + EF35mm F1.4L USM + ブラックミストNo.1





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EOS5D Mark III + EF35mm F1.4L USM + ブラックミストNo.1





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EOS5D Mark III + EF35mm F1.4L USM + ブラックミストNo.1





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EOS5D Mark III + EF35mm F1.4L USM + ブラックミストNo.1





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EOS5D Mark III + EF35mm F1.4L USM + ブラックミストNo.1





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EOS5D Mark III + EF35mm F1.4L USM + ブラックミストNo.1





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EOS5D Mark III + EF35mm F1.4L USM + ブラックミストNo.1





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EOS5D Mark III + EF35mm F1.4L USM + ブラックミストNo.1





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EOS5D Mark III + EF35mm F1.4L USM + ブラックミストNo.1





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EOS5D Mark III + EF35mm F1.4L USM + ブラックミストNo.1





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EOS5D Mark III + EF35mm F1.4L USM + ブラックミストNo.1





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EOS5D Mark III + EF35mm F1.4L USM + ブラックミストNo.1





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EOS5D Mark III + EF35mm F1.4L USM + ブラックミストNo.1





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EOS5D Mark III + EF35mm F1.4L USM + ブラックミストNo.1





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EOS5D Mark III + EF35mm F1.4L USM + ブラックミストNo.1





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EOS5D Mark III + EF35mm F1.4L USM + ブラックミストNo.1








「安曇野神竹灯(あづみのかみあかり)」
大分県竹田市の竹灯籠イベント「竹楽」から竹灯籠の一部を譲り受け、2011から開催。
穂高神社の祭神「穂高見命」の姉「豊玉姫命」が竹田市にまつられていることにもちなんでいる。
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by TamaWakaba | 2014-12-13 15:43 | その他の祭・イベント | Trackback | Comments(0)

【編集中】 第28回 国宝松本城氷彫フェスティバル

長野県松本市
第28回 国宝松本城氷彫フェスティバル
全国氷彫コンクール



撮ってきました!

色んな意味で凄まじい大会でした。
事の顛末は、現在編集中につき後日アップします。


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いつもながら、
本当の戦いは撮った後に訪れるのだなぁ、と。

ボツショットを適宜消しながら撮っていたんですが
帰ってみたら1999枚でした。

当分、モニターとのにらめっこが続きます。




関連記事
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平田謙三 平田浩一 氷彫刻 『DRAGON』・・・・・2012年 第26回 国宝松本城氷彫フェスティバル
平田浩一 肥田野雄紀 氷彫刻 『イルカ』・・・・・・2013年 第27回 国宝松本城氷彫フェスティバル
平田謙三 平田浩一 氷彫刻 『遊泳』・・・・・・2014年 第28回 国宝松本城氷彫フェスティバル
平田謙三 平田浩一 氷彫刻 『2015年 飛翔』・・・・・・2015年 第29回 国宝松本城氷彫フェスティバル
平田浩一 加瀬秀雄 氷彫刻 『飛翔 ~大空に羽たく鳳凰~』・・・・・・2016年 第30回 国宝松本城氷彫フェスティバル


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by TamaWakaba | 2014-01-28 23:44 | 氷彫刻 | Trackback | Comments(2)

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